【光・ADSL・CATV】インターネット回線比較
固定のインターネット回線には光、ADSL、CATV(ケーブルテレビ)という3つの種類があります。今回はそれぞれの回線のメリット・デメリットをまとめていきます。
補足:よく聞く単語ブロードバンド
今回の比較に直接関係ありませんが、「ブロードバンド」という言葉もよく耳にするかと思います。よく耳にするけど、実際なんのことだかよく分かんないと思います。
ブロードバンドとは、簡潔に言うと、通信速度が速い通信規格(方法)のことです。
具体的に何を指すかというと、まさに今回説明する光、ADSL、CATVです。
無線回線のWiFiや3G、4G、LTEもブロードバンドです。
ブロードバンドの反対語はナローバンドと言って、電話回線を使ったダイアルアップ接続などがそれにあたります。とんでもなく遅いです。
光・ADSL・CATV比較
光回線 | ADSL | CATV | |
---|---|---|---|
速度 | 100Mbps〜2Gbps | 5〜50Mbps | 1〜160Mbps |
料金 | 4,000〜6,000円/月 | 1,200〜4,000円/月 | 3,000〜6,000円/月 |
もはや定番の光回線
インターネット回線の定番です。インターネットを利用している全世帯のうち6割強が光回線を利用しています。
その名の通り、光ファイバーを使って通信しています。
メリット
通信速度は速いし、安定しているし、ほぼ全てのご家庭に導入が可能なのでこれを選んでおけば間違いありません。
デメリット
他と比べると料金が高いのが唯一のデメリットでしょう。
終わりゆくADSL
電話回線を使って通信します。
上述のダイヤルアップも電話回線を使っていますが、別物です。
ダイヤルアップの速くなったバージョンとでも認識しておけば大丈夫です。
メリット
月額の料金が2,500円〜と光に比べ料金が安いのが魅力。
「動画視聴やオンラインゲームはせず、インターネットではちょっと調べ物をするくらい」といった方にはよいかもしれません。
デメリット
そこそこの速度は出ますが、電話線を使っている関係で、電話局から自宅まで距離があると通信速度が減衰してしまうという問題があります。
仮に50Mbpsのプランに入っても実際にはそんなスピードが出ることはまれです。
速度については契約の前によく調べる必要があるかと思います。
根強いCATV
ケーブルテレビの回線を用いて通信します。
J:COMなどのケーブルテレビに加入しているご家庭には、テレビとセットでネットができて光よりも安いことから利用されている方が意外に多くいらっしゃいます。
メリット
通信速度の速いコースに契約すれば、ADSLと同じくらいの料金でADSLよりも速いサービスが受けられることもあります。
デメリット
一つの回線を数十、数百世帯で共有している場合があり、その場合ネット利用者数が多い時間帯(おもに夜)の通信速度がとてつもなく遅くなることがあります。
通信速度の速いコースを選ぶと、結局高くついてしまうことも。
まとめ
(今でも既にそうですが)これからのインターネットは光回線による大容量通信を前提としたサービスが主流になって行きます。
つまり、回線速度の遅いADSLやCATVでは満足にインターネットを楽しむことができなくなっていくのです。
そのためこれから新しくインターネットの契約をするという方は光回線を選ぶことをお勧めします。
【引越しのときとか】新しくインターネットを始めるのに必要な2つのこと
はじめまして、てちゃーんと申します。
会社員やらマンション経営やらをしつつ昨今のネット料金の高さに不条理を感じ日々を過ごしてます。
このブログでは私が調べに調べ、調べ尽くしたインターネットに関する情報をどんな方にも分かりやすい形で発信していけたらと思ってます。
初めての記事となる今回は、「そもそも自宅でインターネットを始めるにはなにが必要なの?」というところからまとめていきます。
では早速。
新しくネットを始めるのに必要なこと
自宅でネットを始めるには自宅にインターネット回線を引いて、プロバイダと契約する必要があります。
あまり詳しくない方には「?」だと思いますので詳しく説明していきましょう。
インターネットをするには、必ず回線とプロバイダの両方が必要になります。回線だけ用意してもネットはできませんし、プロバイダ契約だけでもできません。
それは、回線とプロバイダにはそれぞれ役割があるからです。
回線とプロバイダの役割
よくある例えですが、回線とプロバイダは道路と関所の関係で表されます。
ネット上での情報(データ)のやり取りは道路である回線を通して行われます。
そして、そのやりとりを行うには許可証が必要となります。その許可証を発行しているのがプロバイダです。
「関所とか江戸時代かよ、そんなんイメージできねーわ」と思われる方は税関だと思ってください。海外に行くにはパスポートが必要ですよね?それと同じです。パスポートを発行してくれるのがプロバイダです。
ネットの世界ではIDとパスワードが許可証の代わりとなります。なのでプロバイダはIDとパスワードを発行してくれています。
NTTは回線事業者、OCNはプロバイダ
NTTとかOCNとかBiglobeとか一度は聞いたことがあると思います。
でもその会社が回線事業者なのかプロバイダなのか脳内ぐちゃぐちゃの方、意外と多いと思います。
まずはみなさんご存知のNTT。あの会社はインターネット回線を提供している回線事業者です。
回線事業者はNTTの他にもいくつかあり、電力会社やケーブルテレビの会社も回線事業を展開しています。
また最近ではauのKDDIやsoftbankなど携帯電話の会社も回線事業をはじめました。
しかし、現時点ではほとんどの方がNTTの回線を利用していると思います。
逆にプロバイダは死ぬほどたくさんあり、皆さん使っているプロバイダはバラバラです。
前述のOCNとかBiglobe、So-net、niftyなどなど・・・全部プロバイダです。
インターネットをはじめるには、このようにいくつもある回線事業者、プロバイダの中から、自分に合った会社を見つけて契約することになります。
回線とプロバイダが一緒になったものもある
別々のはずの回線とプロバイダふたつの役割を一つの会社がまとめてやってる場合もあります。電力会社やケーブルテレビがそれにあたります。
その場合はプロバイダを選ぶ必要はありません。回線とプロバイダのセットでの契約となります。
また、今年2015年からは光コラボレーションなるものも登場し、さらにややこしくなったのですが、それはまた別の記事でご説明します。。。
それぞれの料金相場はどれくらい?
毎月のインターネット料金は「回線利用料」と「プロバイダ料金」のふたつからなっています。
そしてその相場はこれくらいです。
- 回線利用料 3,000~4,000円
- プロバイダ料金 900円〜1,500円
なので毎月4,000円〜6,000円くらいです。
高いですね〜〜消費者なめてるとしか思えませんね。
知ってたはずなのに改めて文字にしたら吐き気がしてきました。
で、どうやって選んだらいいの?
まず自宅がどの回線に対応しているかを確認してください。
回線を決めてからプロバイダを選ぶのが一般的です。
賃貸物件なら管理会社に聞けば知ってるはずです。または家電量販店に行ってそれっぽいジャンパー着た人に聞けばすぐ調べてくれます。
どの回線事業者とプロバイダがベストなのかは、「なにを重要視するか」によって
変わってくるので一概には言えませんがだいたい以下のような判断基準を持っていればいいかと思います。
- 初期費用
- 月額費用
- キャッシュバックの有無
- 割引の有無
- 通信速度
- サポートがどれくらいしっかりしてるか
- その他のサービス内容
次回は各社の料金やサービス内容を比較して行こうと思います。
それでは!